
このお家のポイント
これからの人生を見据えて住まいを見直すことに。
奥様:
以前住んでいたマンションが寒くて、暖房にしてもエアコンから冷たい風が出るぐらい寒かったんです。
ご主人:
子どもが独り立ちしたし、これを最後のタイミングとして家を見直そうか、ということで家づくりを始めました。最初は平屋で考えていたんです。でも思いのほか広い土地が必要だとか色々制約があり、それなら総2階の方がかえって安く、こぢんまりといい家ができそうだと思ったので、途中で計画を変更しました。
奥様:
とりあえず暖かい家を探していました。全館空調をされている色々な会社にお話を聞きに行く中で、最後に辿り着いたのがモリシタさんでした。床下エアコンが気になってモデルハウスへ見学しに行ったんです。そのとき案内してくれた代表と担当の蔭山さんと話が盛り上がって。
ご主人:
そして全館空調やパッシブ設計の提案が決め手となって、モリシタさんにお願いすることにしました。
こだわりのⅡ型キッチン。実は合理的な2階水回り。
奥様:
絶対譲れなかったのがⅡ型キッチン。間取りはⅡ型キッチンありきでスタートしました。2人で料理することが多いので、「とにかく2人で立てるキッチンを」とお願いしました。
ご主人:
以前はキッチンの通路が狭くて、必ずぶつかってたんです。でも今はどこからでも作業ができるし広いので、ラクになりました。
奥様:
この家は水回りが2階にあるのですが、これは蔭山さんからの提案です。
ご主人:
要望として、浴室、脱衣所、洗濯機と干し場、それにクローゼット、この水回りセットを1階と2階に分けたくなかった。配列順にもこだわりがありました。買い物した荷物のことを考えキッチンを1階にしたので、「じゃあ、水回りセットをそのまま置けるところは?」と探したら、提案された2階だとちょうど納まるなと。それに洗濯物など生活感のあるものが全部2階なので、来客があっても目に入ることがないんです。そのことに気づいたら、2階水回りってなんて素晴らしいんだと思い、すぐに採用しました。
奥様:
脱ぐ・洗う・干す・しまう場所がまとまっているおかげで、衣類が散らからないのが良いですね。それに最初は2階に水回りがあるともっと昇り降りするのかな?と思っていたのですが、2階の生活は2階で、1階は1階で完結しているので、1日のうちに何回も行ったり来たりすることがありません。これは想定外に嬉しいことでした。
広すぎず、小さすぎず、自分たちにちょうどいい家。
ご主人:
僕はこの家の西側を外から眺めることが大好き。2階に2つ、1階に1つある窓が顔みたいで可愛くて、すごく気に入っています。夜遅く帰ったときに、明かりがついている“顔”を見ると、出迎えてくれる感じがしてとても嬉しくなります。
奥様:
私は階段の3段目と4段目の間に座って眺めるリビングが好きです。見上げたら天井がスコーンと抜けていて気持ちがいいと感じます。設計してもらったときは「リビングが狭いような気がする」と思っていたのですが、いざ暮らしてみるとこのくらいでいいなと感じました。
ご主人:
僕ら2人が住む終の棲家として、広すぎず、小さすぎず、本当にちょうどいい広さの家になったな~と思います。