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好きなものを具現化したお家。

加古川市H様

このお家のポイント

十分な駐車スペースと居室空間を確保するため、2階部分をオーバーハングさせたデザインにしています。
1歩中に入ればまるで異国の地:ギリシャのような玄関。洞窟を彷彿させるシュクレ漆喰の壁は光が当たると様々な面白い表情を見せてくれます。
玄関と直接繋がるクローゼットには洋服の他に帽子など出掛ける際身に着けるものを収納。行き来の途中で出し入れができるので使い勝手が良く便利です。
廊下はご主人が撮影された写真や小物を飾るギャラリーとして設計されています。作品を照らす明かりで廊下全体が明るくなる様はまさに美術館のよう。
奥様:「タイル貼りの洗面台にすごく憧れていました。その他のアイテムも可愛いもの、好きなものばかりを選んでいます。」
リビングへ続く廊下はアーチデザインや飾られている作品などが目に入り、通るのが楽しい空間となっています。
ご夫婦お2人とも料理をされるので、一緒にキッチンに立っても動きやすいようシンクとカウンターの間は広めにスペースをとりました。
日常生活の中でシアターを楽しめるよう、プロジェクターはリビングに設置。スクリーンを使わないときは巻き上げて垂れ壁の内側にしまうことができます。
家事をしながら映画を楽しめるよう、キッチン正面には大きなアーチの開口を設けました。明るいLDKで愛猫:いちじくちゃんものびのびと過ごしています。
2階吹抜けに面する廊下には写真が趣味のご主人の作品が並べられ、階段を上り下りする際も楽しめるようになっています。
階段を上がった先に広がるフリースペース。壁を設けず開けた空間にすることで、視線が奥まで抜け、より一層開放的に感じられる空間となっています。
ご主人の写真部屋。写真の正確な色を見るために窓を無くし、外部の光が入らないようにしています。照明は印刷工場で使われるものを選択。

自分たち好みの家を一から建てる。

ご主人:

僕は子どもの頃からギリシャが大好き。4年に1回のペースでギリシャに訪れるくらい好きで「サントリーニ島の街並みみたいなところに住みたい」と強く希望していました。なので住まいの購入を考えたときに「青いドア」、「アーチの垂れ壁」、「漆喰壁」が絶対外せない条件だったんです。中古マンションをリノベーションすることも考えましたが、シミュレーションしてみると戸建ての新築と同じくらい費用がかかることが分かって。それなら一から自分たちの好みの家が建てられる新築の方がいいなと思って家を建てることに決めました。

奥様:

住宅会社を探しているとき、他の工務店さんで希望が叶えられるか聞いてみたらあまり良い反応が返ってきませんでした。でもモリシタさんに聞いたら「できますよ」と言われたんです。

ご主人:

他にもできると答える会社はありました。でも家づくりの情報収集をする際に代表のYouTubeを見ていて、それがとても面白くて勉強になったんですよね。そんな家づくりについての情報を発信している人なのだから、ここに任せれば間違いないだろうと感じたので、モリシタさんに決めました。

こだわりのギリシャ風デザイン。

ご主人:

玄関の凸凹した壁は、実は他社のモデルハウスで見て知ったもの。モリシタさんに写真を見せて「これをやりたいんですけどできますか?」と言ったら「職人さんに聞いてみます」と確認してくださって、その結果できるとのことでお願いしました。

奥様:

洞窟みたいな玄関と、あとはアーチの垂れ壁も複数個所作ってもらいましたね。

ご主人:

キッチンの出入口が3つともアーチなので、洞窟感もあって僕はこの中がすごく好きなんです。キッチンのタイルも青いタイルを貼ったので、ギリシャ風の素敵な空間になりました。
あと、ギリシャ風とは違いますが、2人ともアンティーク調のものが好きなので、コンセントプレートは真鍮製にしています。それに1階のスイッチは、お客さんが触りそうなところを全部トグルスイッチにしています。昔の特撮やアニメではトグルスイッチを「パチパチパチッ」としてマシンを動かしていたんです。それを見ていた昭和の男の子にとってトグルスイッチは憧れですよね。

奥様:

私は最初トグルスイッチという言葉も知らなかったんですけど、パチパチすると楽しいし、友達が来たときにちょっと珍しい経験もしてもらえるのがいいなと思って気に入っています。

ご主人:

家に設置したのは真鍮製のトグルスイッチ。どこにでもあるアイテムはできるだけ配慮して、オリジナリティのあるものにしたいという思いがあったんです。

デザインも機能性もお気に入り。

奥様:

私がこの家で1番気に入っているのは、キッチンと洗面台、そして玄関ホールの青いドアです。それらのビジュアルが可愛くて好きで、毎朝階段を降りて廊下を通るときにパッと目に入ると気持ちが明るくなります。毎朝毎晩見る場所なので、そこで1回テンションが上がるのがこのお家の好きなポイントです。

ご主人:

僕はスマートホーム化しているところが好きですね。まだ設計段階のときから『1階の廊下・LDKの電気に関してはスマートホーム化に必要なユニットを電気工事で仕込んでほしい』とお願いしていました。声ですべて操作できるので、寝転がったまま何でもできちゃいます。あと思いがけず良かったのは、本来屋根裏にある配線の一部を外部に出したこと。太陽光発電の自立運転用コンセントにすぐ差せるようになっているので、停電のときに差せば1階の電気が使えるんです。携帯用の蓄電池に充電しておけば、それに差すだけで1階の照明が点きますし。何かあったときでも安心かなと思っています。

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