最適な暖房器具は「エアコン」一択の理由
今回のテーマは
冬温かい家のつくり方その5、
最適な暖房器具の選び方です。
これまで
4つのテーマについて
お話しましたが、
4つが満たされたら
本当に温かい家になるか
と言うと不十分なんですよね。
例えばダウンジャケット。
あれは人間が着て、
人間の熱源で暖かい
ダウンジャケットが
実現されるわけです。
同様に家も一緒です。
この4つが満たされても
熱源がなかったら
温かい家にはなりません。
ですから
最適な暖房器具を
選ぶ必要性が出てきます。
最適な暖房器具は、
ずばりエアコンを使う
ということになります。
エアコンと言うと、
割とシニアの方が
全然温かくならないし
電気代かかると
言われることが多いです。
でもねそれは
今まで申し上げた
4つの事が守られてないので、
結果的にエアコンが効かない
ということになるわけです。
またそういう方に
どんな暖房器具が良いんですか?
と質問をすると、灯油やガス、
ファンヒーターが一番温かい、
と仰います。
確かに炎のカロリーが大きいので、
温かく感じると思います。
でも一方で、
燃やすことで空気が
汚れるんですね。
どんどん二酸化炭素も
出てしまいます。
なので1時間暖房したら
5分ぐらい換気をしてください
ってCMなどで言ってますよね。
1時間暖房して
5分間冷たい風を入れたら、
確かに空気は綺麗になるけど
また寒くなるじゃないですか。
なので灯油やガスファンヒーターは
空気が汚れるし、非常に効率が悪い
ということであまりオススメは
できません。
それから石油の
オイルパネルヒーターが良い、
ということを言われる方も
いらっしゃいます。
確かに輻射熱で温めるので
結構、心地良いですよね。
心地良いですが、
あれは採暖と言って
例えば赤ちゃんが寝ている脇
とか寝室のベッドの隣とかに
置くのは向いてるんです。
でも部屋全体を温める、
ということに関しては不向き。
すごくエネルギーを
使い過ぎちゃうというところが
ありますので、そういう意味で
エアコンの一択ということに
なってくるわけなんですね。
繰り返しますが、
4つの条件がちゃんと
できていないと、
エアコンの効果は
発揮されません。
できたらそういう知識がある方、
つまり家の暖房負荷ということが
計算できて、論理的にこれ位の
性能のエアコンを買えば充分、
ということがアドバイスできる人の
話を聞いてエアコンを付けてください。
くれぐれも
量販店さんに行って
エアコンを買わないで
くださいね。
家の暖房負荷という
概念は全くないので、
単純な形で選んで
しまいますからね。
それもオーバースペックな
エアコンを買ったりして
損をする事になりますので
ぜひ注意をしてください。