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お施主さまにオススメして喜ばれた5つのアイテム

今日は小ネタです。ここ1、2年お施主さんとの打ち合わせの中でおすすめをして好評をいただいたものとか、取り入れてみて僕たち自身も「良かったな」「勉強になったな」ものがありますので、そのことについて説明していきたいと思います。

僕の板書だけだと伝わりにくいと思いますので、写真もお見せしますね。

まず最初はアルミの板張りです。「それなに?」と思われたと思います。最近は市販の洗面ユニットに、もう一工夫加えたい方が多いです。洗面のボウルの部分に関しては陶器や金属を使うのですが、その周りを木のカウンターみたいなものに設えて、こだわったデザインにしたいという方が増えているんですね。

お客様の希望ですから「やりましょう」と思う一方で、僕としてはあまりおすすめできないところがあります。僕が行儀の悪い人間だからですが、僕自身は手を洗ったり顔を洗ったりする時、周りにものすごい水を飛ばしてしまうんですね。使ったあと自分で拭くんですが、きちんと拭いてないと母や妻にいつも怒られるみたいなダメなおじさんです。

そういった場合、カウンターの周りが木とか、あるいはタイル貼りのとき、長期間使っているとだんだん劣化します。例えば木だと、ウレタンの塗装がされているので、最初はツルツルですが、水がしょっちゅう当たると浮いてきます。タイル目地も黒ずみます。黒い目地にしたらいいという考えもありますが、たいていは白い目地でやることも多いので、のちのち汚れが気になる方がいらっしゃいます。

ということもあるので、木貼りにはしますが、水が飛びそうな所に2〜3mmぐらいのアルミの板を貼ります。木の見た目の風合いにこだわりたい人にとっては一概に良いと言えないかもしれませんが、アルミは耐久性が高いです。そんなに高い物でもありませんし、拭けばキレイになります。

キッチンタイルに対してキッチンパネルみたいなものもありますよね。ツルッとしています。アルミに変えると「見た目がチープになりそう」と危惧される方もいらっしゃいますが、そこまで気になりませんし、「やってみたら良かった」と言う声のほうが多いです。

2つ目が床のガラリです。モリシタでは床下エアコンを手がけています。この床下エアコンでよくある悩みの1つに、床のガラリをどうするかというのがあります。これに関しては良い既製品があるので今回おすすめします。写真をみてください。

僕たちはこれを見つける前までは、フロアを切り抜いて穴を開けて、裏に網を張ったりしていました。細かい穴空けというのはなかなかできない大工仕事になります。そうすると、それが風合いがあっていいというケースもあれば、小さな子どもさんの指が入らないか気になるというケースもあります。

写真の床ガラリですが、既製品でも結構キレイじゃないですか?ただ、1つ注意しないといけないことがあって、ガラリの幅には限界があります。

無垢のフロアにはサイズがいろいろあります。今回のものだと10cm幅しかないので、そこだけ注意してください。

ちなみに付けさせていただいたお客様はみんな「カッコいいね」とか「スッキリしたね」と喜んでくださいましたので、ぜひ検討してみてください。

3つ目がハーフミラー電球です。これも写真を見てください。普通の丸い電球ですが、電球の半分がミラーになっています。この電球はスイッチをONにすると光が壁の方に反射して、キレイな模様みたいになります。

このハーフミラー電球というのは、僕の師匠の松尾和也先生に教えていただいたものです。これもそんなに高い物じゃないです。使い方によっては空間がリッチに見えますし、非常にシンプルなものなので飽きも来ないしいいなと思います。勧めて部屋につけた方からも好評です。

残りの2つはどちらも水回り関係です。

スペースと予算に余裕がある方だと、よくツインシンクを取り入れられます。洗面所にシンクが2つ並んでいるものです。いいホテルとかでよく見かけますよね。

2人並んで使えるのがいいですよね。僕の周りでも5組ぐらいの家族がツインシンクを使っています。でも、その家族は「ツインシンクはもったいなかったな」と言うんですね。なぜかと言うと、どちらか1つを使わなくなるそうです。

先日も、また別の友だちが同じことを話していました。彼は「最初はいいと思ったけど、今は1個しか使ってないんだよね」と言っていました。それから「2個も掃除しないといけないから奥さんが嫌がる」ということも言っていました。

その解決策がツイン蛇口です。大きめのシンクに蛇口が2つ付いている、というものです。
たとえば高校生のお子さんがいるご家族だと、朝はどうしても洗面台が混みますよね。でも蛇口が2つ付いているから、ツインシンクのいいところはそのままです。でも掃除は1回で済むからラクになりますし、シンクが大きいのでセーターの押し洗いなどもしやすくなります。

夫婦2人暮らしになっても重宝します。生活サイクルがまったく違う夫婦というのは、そうそういません。特に洗面台は大体同じ時間帯に使います。2人で並んで朝の支度ができます。

5つ目が、ドロップシンク(SK流し・洗濯流し)になります。先程のツイン蛇口で、セーターの押し洗いの話をしましたよね。こういった時に便利です。最近、復活している印象があります。

このドロップシンクって、昔、学校のトイレとかで見ませんでしたか?掃除道具を入れるブースがあって、モップを洗ったりするような大きい流しがあったと思います。あの流しを一般的なお家に取り付けたときのバージョンだと思ってください。これも好評で、特にサッカーや野球をしているお子さんがいるご家族からの評判がいいです。

野球とかサッカーって、ユニフォームが泥だらけになりますよね。洗濯機だけでは落ちにくいから予洗いが必要になります。お客様に聞いてみると、この予洗いをお風呂場でやることが多くて、しゃがみながらするから腰が痛くなるという悩みがあるそうです。このドロップシンクがあると予洗いも、セーターの押し洗いも、あとはお子さんの靴を洗うのにも使えます。

こんな感じで「使ってみてよかった」「取り入れてみてよかった」と思ったものを紹介してみました。これから家づくりをされる方やリフォームされる方の参考になったらうれしいです。

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