後悔しない子ども部屋の作り方
今回のテーマは
子ども部屋のつくり方
についてです。
実際の間取りを
考えて行く時に
水回りとか
リビングとか
ダイニングとか
盛り上がって
考えている所では
なくてですね。
子ども部屋について
プランを考える時の
ワンポイントアドバイス
という感じで
お話をさせて
もらえたらと思います。
最近はお子さんが
2人以上いる方も
やっぱり多いです。
2人以上の
お子さんを持たれてて
子ども部屋はどんな風に
考えるのかなという
ことの足しになる話で
進めさせて
もらえたらと思います。
まず子ども部屋を
考えるにあたって
個室をどんな風に
取るのかを考えます。
小学校の高学年や
中学校くらいに
子どもが大きくなって
くると個室を考える
ケースが多いです。
今日の話は
大きなお子さんを
持ってる家ほど
聞いてほしいと
思います。
大体6畳サイズの
子供部屋を
2つ想定します。
小さいお子さんが
多いご家庭に関しては
部屋を広く取った
ガランとした間取りを
おすすめします。
でも年長者がいる
場合は個室を取る
パターンが多いです。
分けて使うのは
いいですが、
子ども部屋に
寿命があると
思っています。
子ども部屋として
分けてあげて使えるのは
何年でしょうか。
例えば中1なら
数年すれば進学で
出ていく可能性もあるし、
そのまま就職したら
出ていってそのままと
いう感じなることも
あります。
しばらくは
帰ってくるから個室が
欲しいこともありますが、
結婚をして独立されると
個室はすごく使い勝手が
悪くなります。
なので大きい子どもが
いても、大きな部屋を
取った方が良いと
思っています。
それは子ども部屋の寿命と
子ども部屋の用途が
子ども部屋では
なくなっていくことが
あるからです。
個室をつくると、
一部屋一部屋が
狭苦しすぎて、
使い勝手が悪いことに
なると20年くらい
したら壁を取りたいと
考えることが
あるわけです。
でもその時は
個室の壁を取るのは
結構難しいです。
なぜかというと、
壁の間にある柱が
構造的に家を支えている
重要な要素になっている
ことがあるからです。
取ってもいいけど
補強しなきゃいけない
となると厄介ですよね。
大工事になります。
一方、
大きい部屋を取っておくと
あとで分けてもいいです。
新築時に
後付け間仕切という
工事をしておくと、
間仕切りはあとでも
取りやすくなります。
そうは言っても
大変じゃないのか?
何日もかかるのでは?
と思われるかもしれません。
気の利いた大工なら
半日でバラしますし、
逆に間仕切りを
作ると言っても
そんなにお金も
かかりません。
10万円とか
15万円ぐらいです。
後からつくった
間仕切りは
音がするとか嫌な感じが
するかもしれませんが、
基本性能は一緒です。
だから自由に
選択できる形を残す事を
最初に考えておく必要が
あると僕は思います。
子どもが小さい時は
いいですが、大きい
子どもがいる時は
分けがちになるので
計画する時にこれを
思っていただく方が
良いと思います。
例えば
女の子二人、
姉妹だったら将来的に
分けなくてもいいかも
しれません。
そういう関係性の
姉妹も結構
いらっしゃいます。
または工事としての
間仕切りではなくて、
間仕切り家具を
入れるのもいいと思います。
上だけツーツーで
声は聞こえるけど、
視線をカットできれば
良いというのも
女の子同士なら良い
というケースもあります。
男の子は嫌がるケースが
多いですけどね。
なので
子どもたちの育ち方とか
関係性の育み方で
最終的に決めるという
ことにしても良いと
思います。
子ども部屋をつくる時は
大きく部屋を作って、
構造的にいじる必要が
ない方がバリエーションが
増えるという間取りを
作られることを強く
おすすめめします。
何と言っても、
子どもたちが
大きくなって独立して
立派に暮らして欲しいけど
たまには帰ってきてほしい
と思いますよね。
その時に、
部屋が個室になってやら
寝にくくないですか?
部屋を広くしておけば
家族全員で布団を並べて
久しぶりに家族全員で
寝たなぁ、みたいな。
ワイワイ泊まって
楽しい感じになるし、
おぉ帰ってこいみたいな
感じで言えたりもします。
また歳を取ってから
できた趣味、例えば
書にたしなみが
ある人なら簡単な
書道教室を開くのも
いいかもしれませんし、
鉄道模型のゲージを広げて
ジオラマを作るのが夢
というお父さんなら
晩年に実現できるかも
しれません。
そんな感じで
選択肢が広がって
いきます。
たかが子ども部屋ですが、
小さく間仕切って
後悔するのではなくて、
大きく作って小技で
間仕切っていって、
子ども部屋の成長を
楽しんで暮らしていくのが
家づくりのポイントに
なると思います。
ぜひ子ども部屋を
計画するときは
こんな視点も
持ってもらって
間取りづくりを
楽しんでみてください。