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冬が来るまでに急いでやるべき寒さ対策(窓編)

▼寒さ一発改善!サクッとできる窓の断熱強化法
https://www.m-athome.co.jp/movie/mado_dannetsu_kyouka

ちょっと寒くなってきましたね。この時期、恒例の動画になっているんですけど、絶対に伝えたい冬支度ついて、繰り返しになりますけど、解説をしていきたいと思います。

寒くなった時に一番最初にどこから手をつけるべきかということと、それの緊急対策についてお話ししていきますが、これはリフォーム・リノベの視点で緊急対策として聞いてもいいし、家づくりを来年から本格的にやるという時に、この基本的なことは絶対に外さないでほしいという思いがあるので、くどいですが話を聞いてください。

よくある家を考えていきます。外気温は0.5℃で、氷点下まではいかないにしても、ギリギリ氷点下手前ぐらいの冬の気温。そういう時に快適にしようと室温20℃ぐらいにして暖房をつけて暮らしてるお家は実は熱が外に逃げているんです。熱が100%外に逃げているとしたら、屋根からは5%逃げているそうです。そして床からは9%、1割近く逃げているんです。足元が寒く感じるというのもわからなくもない。最近は24時間換気が義務付けられているので、換気からも15%ぐらい暖まった空気を出してるわけだから、熱が逃げてるわけです。それから、家は床と屋根以外壁でくるまれているので、壁からは19%、結構なボリュームで逃げてると言われてます。残りはどこから逃げているのかというと、なんと窓なんです。窓から52%、半分ぐらい熱が逃げてると言われています。

ケースバイケースだから全てのお家ではないかもしれないけど、一定の条件で多くの家がこういう風になっているんです。この計算は平成11年度基準という全く断熱を考えてなかった時代の無断熱の家ではなくて、ちょっと断熱をやっているという家でもこれだけ逃げてる。繰り返しになるんですけど、寒くなったら窓の強化をしないと絶対にアカンのです。僕のとある動画の中で、最強の暖房器具は窓なんだという話をしていますが、本当にそうなんです。

▼何度も失敗して辿り着いた最強の暖房器具
https://www.m-athome.co.jp/movie/saikyou_danboukigu

窓の強化方法は2つあります。まず一番効果が高いのは窓を二重にすることです。既存の窓はアルミのシングルガラスが多いと思うんですけど、それの枠が部屋内に組んであるから、その中にパコッと入れてしまう。これが一番いいです。急ぎたい・お金をかけたくないなら、去年にプラダンというプラスチック系のダンボール状の板を使った二重窓をDIY・日曜大工でやるというお話をしました。こういう方法もあります。

▼寒さ一発改善!サクッとできる窓の断熱強化法
https://www.m-athome.co.jp/movie/mado_dannetsu_kyouka

もう1つ、二重窓になかなか付け替えられないという人には、断熱ブラインドというものがあります。ハニカムシェード・断熱スクリーンとか、いろんな言い方をするんですけど、断熱性のあるブラインドです。有名なIKEAさんでも断熱ブラインドをネットで販売してるから、みんな気軽に買えると思うんです。これを買ってあげて、おじいちゃん・おばあちゃんが寝てるところ、普段いるリビング・キッチン・ダイニングにつけてあげてほしいです。

今年はこの2つについて繰り返し言ってきたんですけど、もう1つ最近思うのが、不必要な窓を潰してほしい。昔の家はホンマに窓が多いんです。昔の人は風通し(をよくしようと)すごく言ってたから、大きな窓が1つの部屋に2つあったりしたんです。でも大きい窓が必要なのは南側ぐらいで、東・西・北側には意外と必要ないんです。特に北側の大きい窓とか、東・西側(の窓は)潰してもいいと思います。

その窓にプラダンの二重窓みたいなものではなくて、スタイロフォームを使います。発泡スチロールよりも密実・硬質でしなりに強いんです。そういうものがホームセンターで売ってますから、きっちり寸法を測ってカッターで切れるので、ぴったりの寸法で切ってもらって窓の枠にクッと入れてもらうんです。光はもちろん入らなくなりますけど、光が入らなくても全然問題のない箇所も多いので、思い切って寒い時期だけでもいいので、はめてあげてもらえたらと思います。

最後に、今日一番言いたかったことなんですけど、僕が最近リノベーション・リフォームのご相談を受ける中で、はたと気づいたことがありまして、窓の建て付けが狂ってる家が多いことです。窓を何回も動かしているうちに、調整してあるものが振動か何かでだんだん緩んで狂っていることがあるんです。そうするとどうなるかというと、よく見たら下や上の方に隙間が空いてるんです。窓と枠との間とか4枚の召合わせ窓だったらピタッと引っついてもらわないとアカンのですけど、下や上が空いてたりする感じです。それは寒いはずです。そこがツーツーだから、窓の二重窓にする前のステップとして、建て付けがちゃんとできているかを見てほしいです。

メーカーさんがサッシの調整方法というものを親切に上げてくれています。

▼ガタツキやスキマを直す
https://www.ykkap.co.jp/consumer/support/maintenance/1339

▼戸車の調整方法(引違い窓)
https://www.ykkap.co.jp/consumer/support/maintenance/1273

そういうのを見ていただくと、大抵はドライバー1本で横からクッとやったら戸車がギューンと上がったり下がったりという感じで、戸自体はこう上がったらこっちに傾くし、こっち側が上がったらこっちに傾くし、こっちに下げたらこう戻るという感じで調整が効くので、そうやってもらうと建て付けが直って隙間がなくなるピシッと閉まると隙間風が全然入らなくなります。なのでこれをやってあげてほしいです。

これから暮れに向かってクリスマスも近いので、去年もワーワー言ったんですけど、お孫さんたちおじいちゃん・おばあちゃんへのプレゼントは高いものを買う必要はないので、家に行って調整してあげてください。そうしてあげる方が絶対にいいんじゃないかなと思いますので、ぜひそんな感じで窓の強化をやってもらえたらと思います。

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