一種換気コスパNo.1「ロスナイ」のかっこいい付け方
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今日のテーマは一種換気です。この一種換気にロスナイという、個人的にコストパフォーマンスがいいと思っている商品があります。このロスナイを上手に使う方法を紹介したいと思います。
このところ、ウクライナ危機などからエネルギーの問題がどんどん出てきていて、電気代もバンバン上がっていますよね。電気代が下がる見込みは当面ないと僕は思っています。こういった状況の中で、一種換気というのが改めてクローズアップされているんですね。
ご存知のように、日本という国は24時間換気が義務付けられていますので、何らかの形で24時間換気の設備をつける必要があります。一般的に多いのは三種換気というものです。これは一番シンプルなもので、例えば水回りとか廊下とかに換気扇をつけるとします。そうすると居室の方から吸気をして、換気扇のあるところから出す方法になります。
もう一方は一種換気です。 二種換気というものもありますが、個人の住宅だと、たいてい一種換気か三種換気のどちらかになります。
一種換気は、部屋内に外気が入る前に内側の排気と熱交換をかけて、エネルギーロスしない形で外気を入れるものです。一種換気については、取り付けるべきかどうかというのも、よく議論になります。これについては以前、別の動画で解説をしました。
▼松尾式一種換気のシミュレーションをやってみた
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一種換気というのはイニシャルコストが高いです。なので、それを電気代で取り返すというシミュレーションをすると結構な期間がかかります。家の快適性は上がりますが、モリシタがある姫路のような本州6地域というわりと温暖な地域に関しては、元を取るまでに長い年月がかかります。結局、元が取れないというケースもあって「一種はやめておこうかな?」という結論になるケースがあるんですね。
そういった状況を踏まえつつ、それでも一種換気が気になる方への1つの解として、三菱さんのロスナイという商品を使うというのがあります。
ロスナイは、そこまで多くの設備費用を掛けずに一種換気ができます。ただ、このロスナイは「デザインがちょっと…」と思われる方がいらっしゃいます。
僕は「別にいいんじゃないかな?」と思いますが、人によっては小さなエアコンみたいなものが、あちこちの部屋にポコッとつくのが気になるようです。その問題をどうしようか?というのが、今回の動画テーマになります。前置きが長くなりました。
僕の板書を見てください。僕はこのテーマについて、6つぐらいの方法があると思います。
1つ目が冷蔵庫の上に置く方法です。ものを隠すには、似たもののところに隠すみたいな考え方で、ロスナイは冷蔵庫の上のスペースに配置するとあまり目立たないです。
美観的に冷蔵庫の上にものを置くのが嫌だという方もいらっしゃるかもしれませんが、冷蔵庫の上は同じ機械物なので、実際に置いてみると案外気にならないです。
2つ目がカウンターの下につけるという方法です。これは師匠の松尾和也先生に教えていただいた方法でおすすめです。ロスナイには大きいのもありますが、小型のもあります。この小型のものは居室や寝室に使います。これをカウンターの下につけると、お客様から「これってロスナイなんですか?」と質問を受けるぐらい、普段は気にならないというか、「これはいいですね」とおっしゃっていただくことがあります。
換気扇って部屋の上の方に付けないといけないって先入観がありますが、カウンターの下に付けるのもいいな、という発見がありましたのでご紹介しました。
特に、カウンターは欲しいと思う人が欲しいところにつくるものですから、ロスナイをつけるために、なにかをわざわざ作る必要がありません。すでにあるものを活用するので、そういった点でもおすすめです。
3つ目が押入れに置く方法です。ただ、これは僕自身が試した結果、メリットもあるしデメリットもある方法かなと思っています。
押入れの中というのは、普段は見えないですよね。なので、押入れにロスナイを置くとしたら、1つ守ってほしいことがあります。それはガラリのように、空気のやり取りするところをつくることです。そうしないと押入れの扉を常に開けておかないといけなくなります。エアコンも中に入れてガラリで隠すことがあって、そういったことが必要になります。
4つ目が天井埋め込みする方法です。これは一番単純な方法です。ロスナイには業務用で天井埋め込みできるものがあります。家庭用はないですが、業務用でも、そこまで金額が高くないものがありますので、それを活用します。場合によっては天井付けもできますが、小さな部屋には不向きです。
5つ目が天井を凹ませてつける方法です。これは僕の大親友で、群馬県で工務店をしている小暮さんに教えてもらったというか、真似した方法です。(小暮さん、すみません。)
ロスナイは壁際に付けることが多いですが、天井高とか収まりの都合が許せば、天井の一部分だけボコッと凹ませて、この凹ませた所にロスナイを付ければ、そこまで目立ちません。初めて見たとき「いいアイデアだな。やられた」と思いました。
最後の6つ目がシースルー階段との合わせ技です。最近はリビング階段を希望される方が多くて、この階段をシースルーにしたいという声も多いです。
リビング階段でも、階段が完全にリビング内にある場合は、この階段の下にロスナイを付けることができます。2つ目にご紹介した、カウンターの下に付けるみたいな方法ですね。
階段が水回りや廊下に向けて掛けられている場合は、そこをシースルーにして、廊下側とか外壁側の方にロスナイをつけるという方法になります。シースルー階段を使って、空気の融通をすることになります。
「一種換気がいいけど、あまりお金を掛けたくない。でもカッコ悪いのはイヤ」という方は、こんな風にしてロスナイを使うという方法があります。ちょっとしたアイデアですが、知っておくと役に立つかなと思いまして解説してみました。
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