人感センサー器具をオススメする理由
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今回のテーマは人感センサー付きの器具についてです。
例えば昔の照明はスイッチで電源をON・OFFしていました。片切スイッチとかですね。その後EEスイッチと言って暗くなったら照明が点くというようなのものがありました。
ここ最近は人の熱などに反応してスイッチが入ったり消えたりする、人感センサーが付いてる照明器具というのがすごく増えました。
僕のスケッチを見てください。人感センサー付きの照明器具が一番欲しいと言われるのは玄関です。玄関にはポーチライトとかが付いてますよね。あれをずっと点けているというのはもったいない気がするという方、多いと思います。
例えば残業しているご主人とかクラブ活動をしている子どもたちが、いつ帰ってくるかわからない中で、どのタイミングで点けるかというのは難しいですよね。こういうときに人感センサー付きの照明器具というのは便利なんです。
例えば玄関に人感センサー付きの照明器具を導入していると、人がそばに近付いたらパッと点きますよね。そのとき鍵穴の場所も分かるので、家の中に入るまでがスムーズになります。
僕は車庫にも付けていて、車が帰ってきた瞬間に明かりがパッと点きます。車を停めて降りるまでぐらいは明かりが点いているので、一度体験してしまうと便利だなと思います。
あるいは変な人が車庫の周りをウロチョロしていたときにも役立ちます。パッと明るくなるので防犯機能にもなります。とてもオススメで定番にしてほしいなと思います。
次に付けておいたらいいなと思うのがトイレ。扉を開けたらパッと点くので、いちいちスイッチを押さなくて済みます。ただトイレに人感センサー付きのライトを使うとき、1つ問題があります。座ってじっとしてたら消える時があるんですね。
「これ便利だから付けたいです」と言って取り付けたお施主さんからお聞きした話で、子どもさんが1人でトイレに入って用を足していたら明かりが消えてしまったそうなんです。急に暗くなって怖くなって泣いたという話でした。なので時々動かないといけないです。これが苦痛じゃなかったら、人感センサー付きのライトを付けていただければと思います。
小さいお子さんがいる時は要注意ですね。先程のようなことが起こらないように、ある程度の期間は、どちらのスイッチがいいか選べるようにしておいた方が安心だと思います。
3つ目に付けておいたらいいなと思うのが階段・廊下です。
僕が若い頃に階段の足元灯というのが登場しました。あれが出たとき「すごいなぁ」と思いましたね。ただ当時の階段の足元灯はスイッチを入れないと点きませんでした。階段を上がる時って急いでるのでスイッチを入れるのを忘れてしまうんですよね。
よしんば点けたとしても、階段を上がった後に消すのを忘れたりするので、これは人感センサー付きのものにすると良いです。人が近付いたら足元を照らしてくれて、離れたら消えます。無駄がないのでおすすめです。
4つ目が脱衣場です。あまり取り付ける人はいませんが、僕はあったらいいなと思います。
脱衣場とお風呂はセットで使いますよね。お風呂入るとき、脱衣所の電気を消すのって結構煩わしいと思います。面倒でつけっぱなしみたいな感じになることもあるはずです。脱衣場のライトを人感センサー付きのにすれば、お風呂に入ってしばらくしたら自動で消えますので、これも便利です。
バスルームユニットの扉の位置との関係で、人影があるとなかなか電気がOFFにならなかったりするので、セッティングの仕方は少しコツがいりますが、それをクリアできたら便利さが実感できるはずです。
お風呂の話をもう1つしておきます。
間取り上、お風呂が道路から入り組んだ所にあるケースというのは珍しくないです。なので年頃の娘さんがお風呂に入ってたら人影みたいなのを感じて少し怖くなったという話を聞くことがありました。
そういう話があったとき僕は、お風呂の面格子の所に人感センサー型のライトを設置するのをおすすめしています。人が侵入するだろう方向に向かって設定するんですね。そうすれば仮に誰かが近付いたとしてもすぐにパッと点きます。それだけで威嚇になることもあるので、参考にしてみてください。
人感センサーというのは、人間から出ている遠赤外線に対して、熱センサーが反応しています。ほかにも光センサー、超音波センサー、照度センサーなどがあって、先程出てきたEEスイッチ含め、大体の照明器具は熱か照度のどちらか、もしくは両方に付いてるケースが多いです。
いろいろな種類がある中で、付ける場所には何が合うのか電気屋さんなどに相談してもらいながら考えていくと「付けてよかった」となるはずです。
人感センサーの話をすると、よくシニアの方から「新築をする人にはいいけど、私たちはもう家を建ててしまったから…」という反応が返ってきます。
僕はリフォームにこそ人感センサーを活用してほしいと考えています。
最近はセンサー付きスイッチというのが売っているんですね。一般的なものだとパナソニックさんの電装部材とかが多いです。スイッチのいわゆるC型プレートとかに入っていて互換性の高いです。切り替えがあってオフにすることもできるし、自動にすることも、連続にすることもできます。
電気をずっと点けておきたかったら、連続の方にスイッチを入れていただくと、ずっと点きっぱなしにできます。
普通は照明器具があって片切りスイッチが付いてるというケースがほとんどです。それをスイッチごと付け替えれば、玄関の人影に反応して明かりが点く、というようなことも可能になります。すでに建てられたお家でも簡単に交換できます。
免許の問題があるので、素人の人が日曜大工でというのは難しいです。電気工事が必要になりますが、大掛かりな作業ではないのですごくオススメです。
最近は人感センサー内蔵の電球というのがあります。アイリスオーヤマさんとかが出されています。これは電球を変えればOKです。ただし、真下に対して反応する物と横に付けて斜めに反応するものなど、センサーに方向性があるのでしっかりチェックして購入してください。
この2つがお手軽にできる方法です。
照明器具も古くなったから、それごと変えたいというときもありますよね。
そういうときは天井付けのスプリンクラーみたいな感じで、人感センサーを取り付ける、という方法もあります。
これは防犯面でもいいかもしれません。誰か不審者が来たら、その箇所だけでなく、家の明かりが全部付くとかみたいに設定することもできたりします。
最後にですね人感センサー器具のすすめということで、照明だけでなく換気扇も紹介したいと思います。トイレ用の換気扇になります。
昔の家だとトイレに換気扇が付いてない家の方が多かったと思います。なので、うちの母は昔の習慣から、年中トイレの窓を空けておきたいという人でした。
昔のトイレは、いわゆる便層があるものでした。(僕の地域ではポットン便所と呼んだりしていました。)そういう便所の名残りでアンモニアの臭気みたいなのがすごくするので、窓は開けとかないといけない、みたいなことがあったんですね。
なので、あの形のトイレを使ったことがある70〜80代の人は、トイレの窓を開けたがります。夏は窓を開けていても特に問題ないのですが、冬は危険です。
以前、別の動画でヒートショックについてお話をしました。そのときヒートショック対策として、冬場、トイレにヒーターを置いてくださいという話をしました。
▼ヒートショックについてどうしても知っておいてほしいこと
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ヒーターを使っていても、窓を開けていたら意味がないです。我が家では僕と母とで攻防がありました。「お母ちゃん。ヒートショックになるからヒーターを置くよ」と言って、いざトイレに入ると窓が開いているんですね。
ヒーターは点いているんですが、窓が開いているので熱が外に逃げていて、意味がなくなっているということが度々ありました。
そのとき僕はどうしたかと言うと、人感センサー付きの換気扇を取り付けることにしました。これ、いいですよ。照明と一緒で人が入ったらスイッチが入ります。人が出たあとも、しばらくは回ってるので、臭気を外に出す仕組みになっています。なので、冬場に窓を開けなくても換気ができてしまいます。
ヒートショックというのは、トイレで倒れることが本当に多いです。
トイレに人感センサー付きの換気扇を取り付けるのは後付け工事になりますが、これも大掛かりな工事にはならないので、みなさんにもぜひ導入していただきたいです。そうするとヒートショックのリスクは、かなり軽減できると思いますのでね。
最後にもう1つ、最近僕が発見した商品で面白いなと思ったものがあります。
テープ状の人感センサー付きライトで、階段の手すりに貼り付けるんです。初めて見たときSFの世界かと思ってびっくりしました。
たしか電源が電池になっていて、ペタッと貼ったらその日から人感センサーライトが付いた手すりになるんです。マイブームみたいな感じで会う人会う人に「付けたら?」とか言っています。
昔の家って中廊下で階段が暗いことが多かったので、そういった間取りのお家には特におすすめです。テープ状の人感センサー付きライトは通販で買えてしまうものですし、そんなに高くないので、良ければ使ってみてください。こんな感じで安全性を高める、という意味でも人感センサー付きのものを活用していただければと思います。
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