ぐっすり眠れる寝室の作り方
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今日は、よく眠れる部屋について考えたいと思います。
3月になって日中は暖かいなと思う日が出てきました。でも夜はまだ寒いですよね。そういう日は温度調節に失敗して、寝冷えしたり、眠りが浅くなることがあります。
そうしたことを踏まえて、まず、よく眠れる部屋に欠かせない条件を考えてみました。
いろんな要素があると思いますが、「温度」と「湿度」の2つは、睡眠の質を大きく左右します。
当たり前ですけど、寒い日、寝相の悪い僕は掛けてる布団がずれたりして、夜中に目が覚めることがあります。それからトイレに行きたくなって目が覚めることもありますね。若い時は、トイレから戻ってきて、またすぐに寝ることができましたが、年を取るにつれて寝つきが悪くなっています。朝、起きたときに疲れが取れてない感じもあって、なかなか切実な問題です。
これは寝室の温度が低すぎるから、寝付きが悪くなっているんですよね。行政の方では、冬場、室温が12℃以下にならないように注意をしています。でも「夜は寝るから暖房つけなくていいや」という人が多いですよね。かくいう僕もそうそうでした。でもね、暖房つけて眠るのは、すごく気持ちがいいです。
電気代もったいないと思う気持ちはあるかもしれませんが、健康のために、冬場は12℃以上、もっと言うと18℃くらいになるよう、暖房をつけて眠ることをおすすめします。夏場は室温29℃以下になると寝付きが良くなると思います。理想は27℃です。
冬に使う暖房器具で、電気代のことを考えると、一番優秀なのはエアコンです。ただエアコンは、つけると、空気が乾燥するので、加湿器が必要になります。僕のオススメは気化式の加湿器です。
以前、別の動画でも同じことを話したことがありますが、気化式の加湿器はとてもオススメです。ただマメにお手入れしないと、フィルターが汚れるので気をつけてください。特に寝室の加湿器は、お手入れを忘れやすいです。お手入れが面倒と言う方は、気化式と比べて3倍くらい電気代が掛かりますが、スチーム式のものをオススメします。
なんにせよ、温度と湿度の両方が、しっかりできていないと安眠を実現させるのは難しいです。
「別に暖房なんかいらない。いい綿の入った大きい布団か、毛布掛けたら大丈夫や」という方もいらっしゃると思います。特に私の母がそうでした。「大きい布団じゃないとアカン」といった風に、すごくこだわりが強かったんです。でも最近は、きちんと暖房をつけて寝かせるようにしています。(ウチの家は、窓の強化もしました)
私の母、今は重い毛布でなく、軽い羽毛布団を掛けて寝ています。掛けるものが変わると、何が良いかと言うと、体に対する負担が少なくなります。
若い人は実感しにくいと思いますが、寝返りというのは、すごく体力が要るんですよね。体力が落ちてくると、寝返りするだけで、エネルギーが結構奪われます。体の上にかけているものが、羽毛布団のように軽いものだと寝返りが容易にできます。
そうすると眠りが深くなるんですよね。寝返りした時に眠りが浅くなって、目が覚めるというのは珍しくありません。なので僕は、軽い寝具で寝ることをオススメします。
軽い寝具を使うためには、温度と湿度を快適な数値にしておくことが大切です。できていないと、寒くて眠れないという、おかしなことになりますので適切な温度と湿度、軽い寝具は、セットで効果があると思ってください。
次に重要なことが換気です。当たり前ですけど寝室の空気が淀んでいたら、酸素が少なくなるので、眠りが浅くなります。
換気の時に気を付けていただきたいのが、給気口の位置です。できれば寝てる場所から離れたところにある方がいいと思います。給気口から冷気が降りてきますので、この下に体があると寒さを感じやすくなります。
また枕元に窓がある人も注意してください。我が家ががそうなんですけど、窓から冷気が下に下りてくるんですね。これは「コールドドラフト」と呼ばれています。この対策としては、カーテンをできるだけ長くするのが有効です。また、窓の近くにヒーターを置いて防止する方法もあります。
ただヒーターを使うのには電源の問題もありますし、「そこまでしなくていいや」という人もいらっしゃると思います。でも、ヒーターを使うと不快がなくなりますし、ウィンドウ用のヒーターってそんなに電気代高くないので、ぜひ置かれるといいと思います。
もう1つ意識していただきたいのが部屋の光です。今、ほとんどの照明器具にはLEDが使われていますよね。初期のLEDには「ブルーライト問題」と言って、目に入ると興奮状態になって、寝付きが悪くなるということがありました。最近はすごく改善はされています。でも、さらに意識されるなら暖色系のものを使われるのがいいです。あと寝室の照明器具は、スイッチが手元にあるようにしておくと便利です。
これは最近僕がしみじみ思うことなのですが、年を取ると、目が早く覚めます。しょうがない部分もありますが、体のことを考えると、やっぱり一定の時間は、ちゃんと眠れる方がいいです。
実験したことがあるのですが、真っ暗な部屋のほうが眠れますので、カーテンは遮光カーテンをオススメします。
部屋が真っ暗だと「朝起きれないのでは?」と不安になる人がいます。僕の妻は、まさしくそういうタイプでカーテンを閉めたがらないです。朝、ちゃんと起きないといけないって気持ちが強いんですね。
でも、最近は僕の方が早起きで、「起きたらカーテン開けるから大丈夫やと」言って、夜は閉めるようにしています。
遮光カーテンの方が、眠りが深くなるので、できればこちらを採用してください。その上でカーテンの色についてもオススメがあって、紫色や茶色、灰色は寝室に向かないと言われてます。できれば、ブルーとかイエローとか、一番いいのはグリーンだそうです。
そういうことも気にしていただいて、寝室を作っていただくと、健康に暮らせる家にもつながります。
今回は家づくりというより、暮らし方のポイントに近いお話だったので、すでに家を建てられた方も、これから建てるという方にも参考にしていただければと思います。
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