いよいよ、消費税10%時代に向かいますね。2%も増税するなんて嫌だな~とお思いの方も多いと思います。
しかし今回は前回8%の消費税駆け込みの反動を踏まえて、日本政府もいろいろ消費が落ちない政策を出しています。今回はそのことについて、やっぱり触れておきたいと思います。
まず復習ですが、家づくりの現場において、消費税を2%余分に払わないためには、2つのやり方があります。
① 2019年3月31日までに工事の契約をすませる。
② 建物の完成お引渡しを同年9月30日までに済ませる。
そうすると、よほど仕事に困っている住宅会社をのぞけば、4月以降に契約をして9月30日に間に合わせるのは、なかなか厳しい。 なので、多くの住宅会社が、①の特例措置を活用できる、この3月末までの契約を盛んにアピールしているわけです。
確かに、仮に2000万円の建物契約を考えたら、40万円の差が出ますから、お客様には急いでいただく必要があるように思います。
しかし、今回政府は、住宅ローン減税の期間を10年から3年延ばして13年としたり、住まい給付金や優良住宅に対する優遇処置などで、この40万円の差額を補う施策を拡充するとしました。
さてさて、多くの住宅営業マンが言う通り3月末までに、契約をしたほうが本当に得なのでしょうか?
もったいぶらず答えを言いましょう。それは、ケースバイケースということです。
つまり、お客様の年収、家族構成、扶養の有無、貯金の額、借入する住宅ローンの額や種類から、土地から探す計画なのかなど、複雑な要素を試算してみないと、正確なことはわからないということなんです。
世界的な金利上昇ムードに影響を受けている日本なので、焦る気持ちもわかりますが、くれぐれも、単純なアドバイスにのって、間違った判断をしないようにご注意いただきたいです。
追伸:私たちの家族は、どんな判断をしたらいいのだろう?もし、そんな迷いがおありなら気軽に声をかけてください。弊社顧問のカリスマFPの岡崎先生監修のシュミレーションソフトで、見通しを立てるお手伝いします。