いよいよ4月ということで新年度がはじまります。新入学・進級・転勤など、慌ただしい日々をお過ごしのことと思います。そんな忙しいあなた様だからこそ、大切にしていただきたいことがあります。
先日、古い仕事仲間である友人が倒れました。私よりも若くスマートな男性なのですが、仕事中に異変をおこし救急車で病院に運ばれました。幸い一命は取り留めたものの、大変な後遺症があり現在リハビリを続けています。「必ず元気になれよ」そう言って彼の手を取り涙ぐみながら激励をしました。
この友人は、長らく遠方に暮らす年老いたご両親の介護をしてきました。子供たち思いで学校行事にも積極的で、家事など奥さんサポートも手を抜かず、もちろん仕事も律義にこなす働き者です。なので、なかなか休めない日々だったと思います。真面目がゆえに頑張りすぎたのではないか。もっと積極的に休息をとって欲しかった。日頃あんまり休みを取らない私を気遣って「パパもたまには休みとったら」と言ってくれる女房の顔を思い出しながら、わが身にもダブり考えさえられました。
さて、皆さんのまわりに、彼のような律義な人はいませんか?何と言っても、心配なのは自分以外の人の世話をする人です。小さな子供さんや、お年寄りの世話をしながら、家事全般をこなすことは、本当に大変なことだと思います。さらに、その人が彼のように外に仕事をもっていれば、その負担はすごく大きいものです。
よくあるのは、共働き夫婦の場合、奥様がこのような担い手になることが多いと思います。家事に、仕事に、園や習い事の送り迎え・・・1日があっという間に過ぎて、今日もくたくた。なのに最後は、自分の睡眠時間を削ることで、帳尻を合わされている方も多いと思います。そんな無理を重ねることは、たとえ若い方であっても絶対にやめていただきたいのです。
これまで弊社では、モデルハウスや見学会で、つい頑張り過ぎてしまう奥様に、家事動線・生活動線と収納を考えた「暮らしが気持ちよく回る家」について繰り返し発信して来ました。具体的に「暮らしが気持ちよく回る家」の仕組みを学べば、片付けがラクになるだけじゃない。色々な手間やストレスが消えて、なんといっても“睡眠時間”を確保する“余裕”をつくることが出来ます。健康ではつらつとした奥様の笑顔は、家族全員の幸せの源ですから、これからもさらに大切にして行きます!