トピックです。
先日、オーナー様のお宅の
外壁(サイディング)の張替工事を行いました。
作業風景を見学していると、いつも感心します。
作業が早い!造りを熟知しているからなのでしょうね。
今回の工事で、新たな発見と云うか、再確認しました!!
「外壁(サイディング)の反りの仕組み」です。
オーナー様のお宅を点検していると(10年点検以上)
劣化現象の症状で、目地(コーキング)に
クラックが入っていたり、割れていたり、
進んでいるのは取れてなくなっているものもあります。
その一例が こちらです↓ ↓ ↓
目地が外れかけているのと、完全に取れているものです。
こちらのお宅で築12年~15年です。
今回の張替工事の際に、下に落ちいた、
外壁(サイディング)の破片を手に取ってみました。
「なるほどね~」と叫んでしまいました。
サイディングの成分
80%がセメントで出来ています。
セメントだけでは固まらないので
20%の繊維質や骨材、木チップなどが混ざり合って、
商品として出来上がります。
その様子が、中身でわかります。
大事なのは、表面と裏面の違いです。
表面は、防水処理をされて仕上がって
くるのに対して、裏面は防水処理がされていないのです。
(メーカーさんに確認しました)
その事をわかると・・・・
劣化現象で、開いた目地の隙間から、
雨水が少しずつ侵入してくると
どうなるのか????
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
この様になるのです。
場所や環境によって違いはあります。
この状態、約築12年です。この状態だと、
塗装工事では間に合いません。
張替になります。対応が遅すぎたのです。
普段、塗装工事の点検、提案をさせて頂いています。
早い段階だと90万円前後で塗装工事が完了する場合があります。
一般的な塗装工事でも130万円~150万円くらいです。(全て税抜き)
張替になると(4面として)220万円を超えてきます。
タイミングがわかりにくいかもしれませんが、
メンテナンスの基本は、見た目や感覚ではありません。
車のオイル交換の目安は距離です。
それと同じように、家のメンテナンスの目安は築年数です。
状態がいいからと放置する事は、
大きな痛手になる可能性が大です。
気を付けましょう。
無償、屋根・外装点検やお宅診断を利用して、
大事に備えましょう。
以上、トピックでした。