最近は共働きのご夫婦が多く、
現在の家事のお困り事をお聞きすると、
時間がなく毎日掃除ができないとか、
家がいつも散らかっているなど、
掃除が負担になっている方が多いと感じます。
せっかくの新築が、そうならないためにも
家を建てる段階から掃除のしやすい間取りや
設計を考えておくことはとても大事だと思っています。
掃除がしやすい家を考える前に、
掃除がやりにくい家について考えてみましょう。
いろいろあるとは思いますが、
たとえば例をあげると
『段差や部屋の間仕切りが多い家』
『ものがあふれている家』などがあげられます。
段差の隅や間仕切りは、
ホコリがたまりやすく掃除機がかけにくいですし
部屋の間仕切りが多いと掃除の作業を中断して
扉を開閉しなくてはいけません。
また必要な場所に収納がない間取りは、
部屋にどんどん物があふれ、
カラーＢＯＸを追加で購入したり、
部屋の隅っこに物を置き放しにしていきます。
そうなると掃除のたびに、物を移動させる手間が増え、
スムーズに掃除ができず面倒でついつい後回しになりがちです。
こんな風に掃除がしにくい状況をつくってしまうと、
掃除のハードルもあがってしまいますね。
私が考える掃除がラクな家とは、
いつでも気が向いたときにさっと掃除ができる家 だと思います。
掃除のしやすい間取りにするには、
設計段階がとても重要です！
多くの場合は、間取りを考える時に
収納のスペースを重視します。
もちろん収納の容量はとても大事ですが、
それだけではいけません！
大事なのは、物の出し入れがしやすい収納になっているか、
また必要な物がその場所にちゃんと収納できているかです。
その最たるものが屋根裏収納。
屋根裏の空間を有効活用できるのでとてもいいアイディアですが、
ハシゴで上がって物の出し入れをしなくてはいけないことや、
天井が低いため結局、あふれた物はＬＤＫや居室を
占領することになってしまいます。
掃除がしやすい家にするには、
①間仕切りの扉はなるべく少なくする
廊下の短い間取りがおすすめ！
②収納する物によって奥行を変える。
物が重ならいように奥行を浅く、
間口の広い収納が理想。
③使うものは使用頻度の高い場所に収納する
設計段階でこの3つのポイントを考慮して設計すると、
お部屋が散らからず、いつでも気が向いたときに
さっとお掃除ができる間取りになります。
収納計画がしっかり出来ていれば、
お部屋に物があふれることはないので、
自動のロボット掃除機も機能を発揮してくれて、
さらにお掃除がラクになりそうですね。
また掃除道具の収納は、汚れやすい場所に設けましょう。
洗面室の近くやＬＤＫがおすすめです！
収納の中にコンセントを付けておけば、
充電式のコードレス掃除機でストレスなくお掃除が完了します。
お掃除は決して楽しいものではありませんが、
少しでも家事の負担を減らし、
素早く済ませてきれいな状態を維持できるのが理想ですね。
弊社モデルハウスも、
この3つのポイントをおさえたお掃除がラクな間取りです。
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