こんにちは、 山下です。
皆様が、「家を建てよう」と思われたときに、
「外観はこんな風にしたい」 「キッチンは広めにしよう」とワクワクされると思います。
資金計画や土地選び、住宅会社選びと並んで時間をかけたいと思われているのは
間取りではないでしょうか?
私が間取りのご提案をするときは、お客様の要望や将来の計画、生活スタイルや
ご家族の趣味、夢などをお伺いしています。
もちろん土地の大きさや方角、金額によってすべてご要望どうり作成できない
事もありますが、その時は、優先順位を明確にする事を大事にしています。
優先順位を明確にすれば、大まかなゾーニングはできてきます。
そして、プランを考えていく上で大事にしていることがあります。
まず以前、提案させていただいた間取りの一例をご覧ください。
この間取を見てお気づきの方もいらっしゃると思いますが、
私が最もこだわる事は、 『 収納計画 』 なんです。
収納を考える上でしてはいけない事は 『 収納率 』だけで考える事です
*収納率とは、床面積に対する収納面積の割合の事。12%以上で、収納が多い家と言われています。
少し乱暴に言うと、30坪の家に8畳のウォークインクローゼットを設置すれば12%以上になります。
実際、生活する上で大きな収納だけある家が生活しやすいのでしょうか?
収納を考えていく順番は
・お客様の今どんなものがどれだけ持っているかを把握する
・各動線をイメージする(共有する) *おかえり動線や洗濯動線など・・・
・動線が出来ると、収納を配置していく
(あらかじめ収納するものを決めて、一番適した高さ、幅、奥行き、棚の形状を選択する)
生活スタイルもご家族毎に全く違うので、動きをイメージし収納を設置する事が
お客様 にとって住みやすい家になると思います。
収納をしっかり考えれば家事の時短にもつながりますし、家具等を置かなくていい
ので部屋も広くつかえます。
ご家族によって生活スタイル(動線)はいろいろです。
今間取を検討している方がいられましたら、ぜひ収納計画の観点からも
考えてみてはいかがでしょうか?