こんにちは。ライフサポート課の山崎です。
それでは、前回の続き。
断熱性能に係わる箇所については
屋根裏(天井)、外周、床下、窓です。
断熱性能をあげるには、断熱ラインを決める事です。
1.屋根裏(天井)の断熱性能を上げるには
・グラスウールを2階天井裏に敷き詰める。
・セルロースファイバーを2階天井裏に吹き敷く。
・発砲系の断熱材を2階天井裏に吹き敷く。
などが考えられる。
2.外周の断熱性能を上げるには
・室内の外周に断熱ボードを貼る。(有効面積が減る)
・室内の外周に内壁を造り、断熱材を入れる。(有効面積が減る)
3.床下の断熱性能を上げるには
・床下から、発砲系の断熱材を上に向けて吹き込む。
・床を貼り上げるか、床材を貼りかえる際に
発砲スチロール系の断熱材を敷く。(有効の高さが変わる)
4.窓について
・内窓を設置。
・窓枠を残して、新しい窓を設置(マドリモ)
以上の4箇所の断熱性能を上げる事で、大いに改善が期待できる。
1 の注意点
・天井点検口確認
・天井下地確認(追加の断熱材に耐えれるか)
・発砲系断熱を吹き込む際、照明配線に余裕を持たせる。
2 の注意点
・断熱ボードの厚みを検討。
(壁内の下地確認)(内寸縮小による取合い確認:窓廻りや入隅、和室との取合い)
・内壁を造る際、窓廻り検討必須。
(内寸の縮小が大きくなりそう)
・コンセント関係のやり替えが起こる。
(奥行が変わる。ボックスが使えなくなる可能性あり)
・ビスの長さや下地検討が必要。
・クロス貼が必要になる。
(旧クロスは剥さず、その上から施工の為、一部壁をばらして、中を確認できる)
3 の注意点
・GL設定を検討。
(旧住宅の畳部屋は段差がつきもの。約3~5㎝はある)
・現在の床の上に貼たすか、貼り替えるか検討。
貼りたす場合→敷居の段差によって、断熱材が入る可能性がある。
畳を床材に変更する場合は、畳厚によって、
断熱材を入れれる可能性あり。
貼上る事で、床ラインがあがり、
既存の建具が使えなくなる可能性大。交換が必要になる。
貼替の場合→床を解体後、大引、根太間に断熱材入れが可能になる。
4 の注意点
・内窓設置の場合、窓枠の内側に有効約7cmの枠幅の確保が必要。
・マドリモの場合、現在の窓の内、外の枠から約10cm周りに
障害物がないか確認が必要。
などが考えられます。
こんな我が家を、快適に過せる様にするには、
どれだけの費用が掛かるのだろう?
そう思うと。快適さと予算は比例するものだと思います。
快適を求めれば求めるほど、費用は右肩上がりです。
よく耳にすることですが、リフォーム工事は
予算を考えて、優先順位を決めて工事内容を確定させていく。
その通りだと思います。
優先順位的には、どれも大事なのですが、
水回り関係、防水性、断熱気密性、耐震性を考えて、
現状を確認して、検討していかないといけません。
これから、後何年この家に住むのか?を考えた計画が必要です。
先ずは、現状把握です。現状確認、点検チェックをしましょう。
あなた様のお近くで、増改築・リフォーム工事を
考えていらっしゃる方一緒に考えて行きませんか?
ご相談など、お気軽のご連絡下さい。
次回は、「我が家のローカを考えてみた!」です。