現在、築50数年の家に住んでいます。
(奥さんの実家ですが)
夏、冬は冷暖房器具がないと、
半日と家にいる事が嫌になるくらいの家です。
これでも、住宅業界に身をおくものとして、
この家が何故寒いのか?何故暑いのか?
おおよその予想はつきます。
昨年、築30年くらいの大手ハウスメーカーさんの
お宅のリフォーム工事をさせて頂きました。
その事を機に、築50数年の我が家を
じっくり観察してみようと思いました。
在来木造 瓦葺 外壁モルタル仕上げ 2階建て
1階144.54㎡ 2階85.73㎡
合計230.27㎡ 増築あり。雨漏り後あり。
当然のように冬は寒く、夏は暑い。
春と秋は過ごしやすい日々が多い。
何故、寒く、暑いのか?
一番は、断熱性能に問題ありだと思う。
今程、断熱性能を考えて建てていないと思う。
二番目は、窓の性能。当然シングル硝子です。
この一番、二番の性能を上げる事で、
暑さ寒さは大きく変化すると思います。
なんだか難しそうですね。
リフォーム工事で一番難しいのは、(私の意見です)
見えない所を工事する事ではないかと思います。
クロスの貼替や、エアコンや、何かの交換や、
そこに棚を付けたりの工事は、比較的に容易な工事になります。
しかし、床をめくったり、壁をめくったりして、
中から工事をする場合は、やってみないと、
わからない事が多いのです。
めくった状態で、想像以上に劣化が進んでいると、
工事の方法を変更しないといけないケースが起きるのです。
工事の変更をするとどうなるのか?
はい。費用がかさむのです。
そうならないように、とても大切な事は、
「事前の調査(点検)」です。
増改築、リフォーム工事を考えだしたら、
先ずは調査(点検)をお願いしましょう。
現状を把握して、打ち合わせをされる事をお勧めします。
ライフサポート課でも、
事前の調査:「ご自宅点検」を受付中です。
お気軽にお声掛け下さい。
次回は、断熱性能をどう上げるか?
窓の性能をどう上げるか?についてお話します。