毎日使うキッチンは家づくりで
こだわりたいと思っていらっしゃる
方も多いのではないでしょうか?
しかし、色々考えた念願のキッチン・・・
けどなんだか使いにくいと不満を抱く方も。
それは奥様にはそれぞれの
固有の動線があるので、
キッチンもご自分にあった
動線でなくてはいけません。
今回は、私が今までご提案した中で
これは良かったと思う
失敗しないキッチン動線について
お話したいと思います。
①玄関とパントリーは近いのがいい。
買いものをした重い袋をキッチン
まで持っていくのは女性には重労働です。
帰宅後、玄関から繋がるパントリーに
収納しながらキッチンへ行ける動線が
とても便利でおすすめです。
しかし注意点もあります。
パントリーは便利ですが、
取り方を間違えると逆に
使いづらくなってしまいます。
よくある失敗とはなんでしょうか?
買置きを多くするご家庭は
パントリーを広くすることを望みます。
とりあえず広ければ安心と
思っていませんか?
パントリーは広くしても
悩みは決して解決はしません。
私の経験から、広ければ広いほど
物があふれてしまい収拾が
つかないことが多いです。
こちらのお宅は、
広いパントリーを設け、
奥行が60㎝もある棚を設置しました。
前後にものを重ねて収納してしまい
奥のものが見えづらくなり、
死蔵品ができてしまい同じ物を
何個も買っていらっしゃいました。
広いパントリーにすると
このような状態は珍しくなく、
同じものを何個も買ってしまっている
自覚がない方も多いいらっしゃいます。
当然、賞味期限が切れたものは処分しないといけません。
パントリーの収納がうまくいって
いないと、使途不明金が増えがちです。
私が考えるベストなパントリーは
広くとらない、そして棚の奥行は30㎝にする。
奥行を浅くして、見渡せるような
収納にすれば食べ忘れて処分する
食品がなくなりますし、
在庫がわかるので余計なものを
購入しなくなります。
収納と家計は連動しているので、
適切なパントリーにすれば
お財布も変わります。
買い物に行かれる頻度も考えながら、
パントリーの広さを決めるといいでしょう!
つぎに使い勝手のいいキッチンにするには、
②キッチンのカップボードや食器棚の使い方です。
頻繁につかう、レンジや炊飯器などの
家電は一番使いやすいところに設けましょう。
下記のように屈んだりしなくても
いい高さにするのがおすすめです。
こちらもパントリー同様、
奥行は深すぎないことがポイントです。
またゴミ箱のスペースも必ず考えておきましょう。
そして最後に、
③ダイニングテーブルの位置を考える。
大半の方は対面キッチンを希望されますが、
対面キッチンでもダイニングテーブルを
どのように配置するかで使い勝手も
大きく変わっています。
対面キッチンの王道といえば、
こんな感じでしょうか。
キッチンと垂直に配置するタイプです。
キッチンで料理をしながら家族の
コミュニケーションが取りやすく、
家具やインテリアのレイアウトも
しやすい万能な配置です。
しかし、配膳や後片付けの時に
廻り込んでダイニングテーブルに
行く必要があります。
動線が短い方が、
当然家事はしやすいので、
おすすめの配置はキッチンと
ダイニングを並列に配置する方法です。
先ほどの配置と同様に、
家族とのコミュニケーションや
様子もうかがいやすい上に、
料理の配膳も楽にできるのでお勧めです。
最近はこのレイアウトがとても人気があります。
キッチンとダイニングスペースが
コンパクトにまとまって、
正面のスペースのリビングが
より広く活用できるのも魅力です。
しかし、キッチンの配置は、
敷地や建物の形状によって
ベストな配置が異なります。
一概にキッチンと
ダイニングテーブルとが
並列がいいとは限りませんし、
ご自分にあった配置という
ものもあると思いますので、
是非ご自身で見つけてみてください。
ご自分がどの配置があっ
ているのかを知りたい方は、
両方のキッチンを
弊社モデルハウスで見て頂く事ができます。
ご興味のある方は、
ぜひモデルハウスへご来場ください。