太陽光発電に関しましては、
買取金額や電気の単価、
維持コストなどで得をするとか
損をするなどいろいろ言われて
いますが、その前にまず太陽光
を設置する上で守るべき8つの
前提があるのをご存じな方は
まだ少数だと思います。
この8つの前提をクリアしないと、
せっかくの太陽光発電もリスクの
ほうが大きくなる場合もあります
ので、太陽光発電を考えているの
であれば、今からお話しする
8つの条件を満たしているか?を
必ず確認することをお勧め致します。
1.設置面は南東から南西がベスト
太陽光の真南での発電効率を
100%とすれば、南東・南西は96%
東・西は85%、北に関しましては
66%と言われています。
まず、太陽光パネルが南東から
南西の間で設置できる建物のプラン
屋根形状になっているか確認して
みてください。
2.影になる時間が長い場所には設置しない
太陽光パネルの多くはシリコン系
になりますが、シリコン系は
メーカーにもよりますが少しの
影でも発電量が結構落ちますので、
近隣の建物等で影にならないか
事前の確認が必要になります。
*自分の家の屋根形状で影になる
場合もありますので注意してください。
3.屋根一体型パネルの場合、防火処理をする
現在太陽光発電が乗っている住宅は
300万件以上ありますがパネルの
発火で火災になった例が120例ほどあり
すべてが屋根一体型だそうです。
屋根一体型を採用するのであれば、
パネルと野地板の間に不燃材を施工
しているか確認して下さい。
4.災害補償・システム保証がついているメーカーを選ぶ
メーカーにより災害補償やシステム
保証の有無がありますので、
リスクを回避する上でも、しっかり
と保証がついているメーカーを選んで下さい。
出典:太陽光発電総合情報
5.屋根材の下地への止付けは標準施工より多めにする
最近、風が強い日も昔に比べれば
多くなりましたので、屋根材の
標準施工書に記載している下地
への止付けピッチより細かく
施工し風速50m/s~70m/s程の
風にも耐えれるように施工すること
をお勧め致します。
また、下地である野地板が腐らない
ように屋根材との間に空気層が作れる
屋根材を選定するのもポイントです。
6.パネルを取り付ける金物を確認する
屋根材にパネルを取り付ける金物は
先付け金物又は、キャッチ工法を
採用しているか確認して下さい。
屋根材自体に貫通がないので、
雨漏れのリスクを減らすことができます。
参考:上記は、ハンファQセルズの掴み金物です
7.構造計算時にパネルの荷重も計算しているか確認する
木造2階建ての建物の場合、
殆どの会社は簡易構造計算(壁量計算)
しかしていません。
これから家を建てられる方は必ず
許容応力度計算での耐震等級3が
取れているか確認して下さい。
また太陽光の荷重も考慮した
計算になっているかが重要です。
8.太陽光のメリット・デメリットを計算できる会社選び
太陽光に関しまして、買取金額
が下がったから儲からないとか、
いろいろリスクがあるからやめ
といたほうがいいという情報や
動画がたくさんあります。
しかしそのほとんどが、
残念ながら根拠にもとずいての
発言ではないように思います。
少なくても、太陽光のメリットや
デメリットは、ある程度計算する
ことができますので、
必ず計算して事実を確認し検討
することをお勧め致します。