熱闘!やまチャンネル 山﨑です。
週末 11日は 姫路マラソンですね。来年こそは、来年こそは、参加したいです。
さて今回は、「なぜ住宅ローンが通らないのか?住宅ローン申請、何を審査されるのか?」
住宅ローンと保証会社の関係は 前回お話させて頂きました。
ローン申請(審査)になると、金融機関が加わってきます。
住宅ローン申請には、事前審査 と 本審査 があります。
まずは、事前審査を申請します。
この事前審査は、土地を見に行って「この土地いいな~」
「では、ローンが借りられるか、審査に出してみましょう」 と言ったように
不動産屋さんでも事前審査を出すことができます。
土地情報・建物情報(仮)・年収がわかるもの・免許証・健康保険証・ハンコ
があれば審査に出すことができます。
事前審査は、主に個人情報を審査します。
過去にローン事故がないか?他に借入がないか?などです。
審査する上で、いくつかの条件をクリアしているか?を確認して行きます。
その中でもすぐに計算できるのは、返済負担率です・・年収に対しての借入限度額です。
(例)年収400万円以下・・30%・・120万円(年間)・・10万円(月々)
401万円以上・・35%・・140万円(年間)・・11.6万円(月々)
審査金利 3% として計算すると
年収400万円の方が、2800万円借りたいと思っても、2590万円までしか
借りられません。
ここでは、審査金利がとて重要です。金利にもいろいろあります。
店頭金利・・銀行が取り扱っている元の金利
実行金利・・元の金利から優遇を受けて、実際の返済に関係する金利
審査金利・・より安全性を考えた金利(審査金利と、実行金利が同じ銀行、商品もあります)
これらの事を確認して審査します。
事前審査に通ると、殆どの割合で本審査も通ります。
(本審査になると、土地、建物の審査も加わります。物件に問題がある場合は
審査が止まってしまうケースや、不可になるケースもあります)
では、事前審査で要注意な主な場合とは?
1、過去にローン事故がある場合
・カードローンなどの延滞が61日以上ある場合、信用情報に「移動」と
書き込まれます。これを一般的に、ブラックリストと呼びます。
ブラックリストに載ると、5年~7年、内容によっては10年 ローンが組めなくなります。
たびたび返済が遅れた事がある場合も要注意です。
(注)これらに関して疑いがある場合は、個人信用情報機関(CIC・JICC)へ申請して
情報を取得する方が良いです。(本人でないと申請できません)
2、現在、消費者金融等に借入がある場合は、要注意です。
・金融機関によっては、消費者金融に借入があるだけでもダメなところもあります。
3、現在、借入等がある(車のローン、リボ払い、高額の携帯電話のローンなど)
・先に返済負担率の話をしました。既にローンがあると、借入希望額が借りられない
場合があります。この場合、残高によっては一括返済をして、住宅ローンを優先させます。
それと、借入がなくても、キャッシング枠が50万円~100万円くらいのキャッシュカードを
3枚~4枚持っているだけでも、返済負担率に計上されて、数枚は解約しないといけない
条件を付けられるケースもあります。
4、返済負担率、めいっぱいの申込はなるべく控える
・めいっぱいの場合は(特に30%以下の場合)審査が厳しくなる傾向があります。
年収から計算できる借入限度額は、あくまで目安です。
5、勤続年数が短い
・転職して1年未満の場合は、月収×12 をして、見込年収で計算します。
しかし、金融機関によっては基本給のみで計算されたりするので、年収が低くなります。
結果、希望額が借りられない。と言う事になります。
各銀行のサイト等では、勤続3年以上と書いてあるのが一番多いようです。
この勤続年数は、健康保険証の加入年月日で判断されるケースが殆どです。
6、雇用形態の確認
・基本的に正社員でないといけません。それ以外で収入のある方は
(契約社員・パート・派遣社員・アルバイト)に関しては、フラット35のみ
可能性があります。
正社員であっても、同族の会社(親が経営している会社)に勤めている場合は
会社の決算書等の提出も義務付けられるケースがあります。
これらを確認して、審査します。
銀行の窓口で相談する場合(相談会など)これらを確認して計算してくれます。
しかし、最終的には 保証会社の結果をもらわないといけません。
審査に出してしまえば、後は待つだけです。
審査に出すまでのスピードが大切になってくるのです。
このスピードに何度も助けられました。。。。
今回は、ここまで。
次回は、そのスピードに助けられた事例を元にお話しします。
熱闘!やまチャンネル・・・住宅ローン、やっぱり奥が深い