注文住宅ではコンセントの位置や
数も自由に決める事が出来ます。
しかし自由に決めれるが故に、
住んでからコンセントが足りない、
欲しいところにコンセントがないなど、
不満に感じている方も少なくはないでしょう。
実は、私もコンセントに不満を
感じた一人なのです。
私は、13年前に家を建てました。
当時私は工事監督、妻も住宅業界で
働いていましたので、
コンセントに関しては二人で
かなり考えて設置しましたが、
結局住んでからLDKだけで
4つ程コンセントを増設する始末。
プロである私達でさえ失敗した
コンセントですので、
皆様がコンセントについて
悩まれるのも当然なのです。
今回は、住んだ後に後悔しない
コンセントの数や位置の決め方の
3つのポイントについて
お話をさせて頂きます。
①使用する家電などの種類や設置位置を決める
皆様も、家電はどこに設置するかは
大まかには決めていると思いますが
その中でも考えて頂きたい
項目があります。
・プリンターの位置
プリンターは良く収納の中に
設置することがありますので
必ずコンセントも収納内に
設置しなくてはいけません。
また、有線か無線かによっても
LAN配線にも影響が出てきます。
・掃除機
掃除機の種類も重要です。
最近多いルンバ、
ダイソンなどの壁掛式、
有線の掃除機かによっても
コンセントの位置や数が変わります。
・モデム・ルーター
配線が多くなるモデムやルーターも
収納内に設置することが
多くありますので、
どこの収納の何段目かなど
具体的に決める事をお勧めします。
・加湿器や除湿器、扇風機
この家電がよく設置位置を考える上で
抜けている事があります。
リビングやダイニングの動線上に
余分な線がまたがないように
コンセントを配置する必要が
あります。
その他、電動歯ブラシなのか?
ハンドミキサーは使うか?
ホットプレートは頻繁に使用するか?
アイロンはどこで使用するか?など
コンセントが必要になる家電を
今どれくらい使用していて、
新しい家ではどこで使用するかを
決めておく事も重要です。
②電気図面に設置する家具等も入力して計画する。
注文住宅では、コンセント等の
打ち合わせは最後の方になる
傾向があります。
仕様打ち合わせだけで2か月程かかり、
少し疲れも出てくる時期の
打ち合わせになります。
しかも1/50や1/30の図面を見ながら
設置位置を決めていきますので、
なかなか実際の生活をイメージ
しながら決めていくことは
困難になります。
少しでも生活をイメージするために、
実際持っている家具や購入予定の
ソファーやテーブルなどの寸法を伝え、
図面に表記してもらうと生活を
イメージしやすくなります。
*上記図面は、打合せ時に家具の配置、
寸法が決まっている分を
反映しています。
コンセントやスイッチも干渉せず
配置でき、イメージは
しやすくなります。
③現場でコンセント位置の確認をする
①や②で細かく考えていても、
図面上ではどうしても完璧な
コンセトの位置を決める事は
なかなかできません。
モリシタ・アット・ホームでは
必ずコンセントやスイッチの位置を
工事中、現場にて最終確認をします。
(*工事監督とお客様とで最終確認中)
実際空間ができていますので、
図面だけで決めるより何倍も
実際の生活を想像する事が出来ます。
以上、3つの段階を踏んで
計画を行えばコンセント等に関して
住んだ後に不満に感じる事は
少なく出来ますので、
是非参考にして下さい。