このお家のポイント
自分たち好みの家を一から建てる。
ご主人:
僕は子どもの頃からギリシャが大好き。4年に1回のペースでギリシャに訪れるくらい好きで「サントリーニ島の街並みみたいなところに住みたい」と強く希望していました。なので住まいの購入を考えたときに「青いドア」、「アーチの垂れ壁」、「漆喰壁」が絶対外せない条件だったんです。中古マンションをリノベーションすることも考えましたが、シミュレーションしてみると戸建ての新築と同じくらい費用がかかることが分かって。それなら一から自分たちの好みの家が建てられる新築の方がいいなと思って家を建てることに決めました。
奥様:
住宅会社を探しているとき、他の工務店さんで希望が叶えられるか聞いてみたらあまり良い反応が返ってきませんでした。でもモリシタさんに聞いたら「できますよ」と言われたんです。
ご主人:
他にもできると答える会社はありました。でも家づくりの情報収集をする際に代表のYouTubeを見ていて、それがとても面白くて勉強になったんですよね。そんな家づくりについての情報を発信している人なのだから、ここに任せれば間違いないだろうと感じたので、モリシタさんに決めました。
こだわりのギリシャ風デザイン。
ご主人:
玄関の凸凹した壁は、実は他社のモデルハウスで見て知ったもの。モリシタさんに写真を見せて「これをやりたいんですけどできますか?」と言ったら「職人さんに聞いてみます」と確認してくださって、その結果できるとのことでお願いしました。
奥様:
洞窟みたいな玄関と、あとはアーチの垂れ壁も複数個所作ってもらいましたね。
ご主人:
キッチンの出入口が3つともアーチなので、洞窟感もあって僕はこの中がすごく好きなんです。キッチンのタイルも青いタイルを貼ったので、ギリシャ風の素敵な空間になりました。
あと、ギリシャ風とは違いますが、2人ともアンティーク調のものが好きなので、コンセントプレートは真鍮製にしています。それに1階のスイッチは、お客さんが触りそうなところを全部トグルスイッチにしています。昔の特撮やアニメではトグルスイッチを「パチパチパチッ」としてマシンを動かしていたんです。それを見ていた昭和の男の子にとってトグルスイッチは憧れですよね。
奥様:
私は最初トグルスイッチという言葉も知らなかったんですけど、パチパチすると楽しいし、友達が来たときにちょっと珍しい経験もしてもらえるのがいいなと思って気に入っています。
ご主人:
家に設置したのは真鍮製のトグルスイッチ。どこにでもあるアイテムはできるだけ配慮して、オリジナリティのあるものにしたいという思いがあったんです。
デザインも機能性もお気に入り。
奥様:
私がこの家で1番気に入っているのは、キッチンと洗面台、そして玄関ホールの青いドアです。それらのビジュアルが可愛くて好きで、毎朝階段を降りて廊下を通るときにパッと目に入ると気持ちが明るくなります。毎朝毎晩見る場所なので、そこで1回テンションが上がるのがこのお家の好きなポイントです。
ご主人:
僕はスマートホーム化しているところが好きですね。まだ設計段階のときから『1階の廊下・LDKの電気に関してはスマートホーム化に必要なユニットを電気工事で仕込んでほしい』とお願いしていました。声ですべて操作できるので、寝転がったまま何でもできちゃいます。あと思いがけず良かったのは、本来屋根裏にある配線の一部を外部に出したこと。太陽光発電の自立運転用コンセントにすぐ差せるようになっているので、停電のときに差せば1階の電気が使えるんです。携帯用の蓄電池に充電しておけば、それに差すだけで1階の照明が点きますし。何かあったときでも安心かなと思っています。