キッチンは、ステンレスか？人工大理石か？
今回は
キッチン選びをするときに
人工大理石の天板が良いか、
ステンレスの天板が良いか
よく悩まれることについて
私の考え方をお話します。
傾向としては、
女性は人工大理石の天板が
良いと仰る方が多い印象が
あります。
一方、旦那さんは
ステンレスで良いという
印象です。
旦那さんは奥さんが
気に入ったやつにしたら
良いよと仰いつつも、
いさかいになることも
あるので、そんなことには
なって欲しくないし、
家づくりは夫婦が
より仲良くなるために
してもらおうと思って
いますので、喧嘩しない
ために基礎的なことを
聞いてほしいと思います。
まずは人工大理石ですが、
女性がわりと好むような
デザイン性が高いものが
多いです。
カラーのバリエーションが
結構ありますので、
白っぽい壁にしても
ダークトーンの壁にしても
わりと映える感じに
なります。
色自体が優しい色なので、
女性は好まれるわけです。
そういうデザイン性が
非常に高いというのが
ひとつ特徴です。
一方ステンレスの方が
もちろん好き好きですけど、
やや男性的というか
無骨な感じあるので、
そういうデザインに
合わせたいという人は
ステンレスで良いと
思います。
人工大理石は、
デザイン性以外で言うと
結構いろんな形があります。
曲線を活かすようなものは
人工大理石の方が
良いかなと思います。
ただ欠点もあります。
それはややコストが上がる
ということです。
でもそういうことを
割り引いてもデザイン性を
取られるなら、
人工大理石をやった方が
良いと思います。
それからやや熱に弱いです。
最近はいろんな加工を
してあるので強いのも
出てきましたが、
すごい焼けたフライパンを
置くとか茶瓶を置くとかは
あんまり向いていません。
そそっかしいときに
それをやっちゃうとことが
あるので、そういうことが
多い方はやめられても
いいかなと思ったりします。
あとは樹脂なので、
一種の薬品系に弱かったり、
油汚れが付着しやすかったり
するかもしれません。
そういうところを考えて
人工大理石にするのが
良いと思います。
ステンレスは
デザイン性に乏しいですが、
やっぱり丈夫です。
刃物も傷付きにくいし、
熱い物を遠慮なく置いても
全然問題ありません。
プロの厨房はだいたいが
ステンレスですよね。
それはやっぱり耐久性が
非常に高くて使い勝手が
良いからだと思います。
デザインに対して
機能性を追求すると、
ステンレスの方にやや分が
あるかなという印象です。
そうすると大理石が良いのか
ステンレスが良いのかという
戦いになりますが、
実は私はそういうところに
ポイントはないと思っています。
それはもう、
好みで選んだらいいかなと
思っています。
一つだけこだわるなら、
シンクが一体型か分離型か、
ということです。
人工大理石は、
シンクだけステンレスという
分離型が多いです。
一方ステンレスの場合は、
ほぼ一体型になります。
何が良いかと言うと、
掃除がしやすいし汚れが
取れやすいということです。
台所のシンク周りで
一番汚れるところは、
接合部です。
盲点というわけでも
ありませんが、
汚れやすいし汚れが
取りにくいので、
ほったらかしに
なりやすいところが
あります。
ステンレスは一体型のことが
多いので、ゴミが溜まるという
ことは聞いたことがありません。
だからどっちの材質が良いか
というよりは、一体型か分離型か
ということがポイントになると
思います。
だったらステンレスですね、
という風に取らないでくださいね。
最近は人工大理石でも
一体型があります。
全て人工大理石で
繋ぎ目なしいうものがあります。
少し高いですが、
それなら人工大理石でも
良いと思います。
やっぱり今は
コロナのこともあって
家庭内の衛生をみなさん
気にされますよね。
そう考えると、
接合部分は結構、
ないがしろになりがちに
なります。
そこになにか付着して、
何か悪さしたら
嫌じゃないですかね。
そういうところは
注意してもらって、
分離型ということを
わかった上でこまめに
掃除するとかして
いただければ、
良いかなと思います。
「デザインvs機能」ではなく、
一体型なのか分離型なのか、
ということを踏まえてどういう
使い方をするのか、という形で
キッチンを選んでもらったら
それが正解かなと思います。
